川泉ポメ@映画感想日記

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竹宮惠子カレイドスコープ読みました

 

竹宮惠子カレイドスコープ (とんぼの本)

竹宮惠子カレイドスコープ (とんぼの本)

 

 竹宮惠子先生のカレイドスコープを読みました。絵も文章も絵に添えられたキャプションもたくさんなので去年買ってゴロゴロしながら読んでけっこう時間かかってしまいました。

私は去年、先生の自伝を読んですごく感動しました。

 

少年の名はジルベール

少年の名はジルベール

 

 

竹宮先生は後追いで知ったんですが、それでもすごくお若い時から漫画を描いていて、ヒット作もたくさんあってアニメ化もされてるのは知っていたので早熟で天才でって思っていたのですが、スランプがあったり、ほかの人と自分を比べてしまって苦しんだりということがすごく生々しく、しかも面白く書かれていてすごく最高だったんです。

しんどい時期の描写も、じめじめねちねちじゃなくて、少年漫画のクライマックス前のちょっと下げる感じの展開みたいな筆致でさすが竹宮先生だなって思ったのと

自伝なのに構成がすごい!みたいな不思議な感想を抱いたりもしました。

それとこのカレイドスコープの絵や文章やキャプションを引き合わせてみると、絵柄のブラッシュアップの履歴がすごくわかってすごかったの!

いろんな絵柄を試すのって大事だなって改めて思ったり。でも竹宮先生の絵はこの時期の女の子と、男の子はこの時期の絵が好き!っていうのもあったり°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

私、竹宮先生の女の子はファラオの墓の時期が最高だなって思ってるんですけど、この本にもそう思ってる方がいらして「ですよねー」って!

あと竹宮先生と寺山修司との2ショットがあったり、お若い時期のサイン会のドレス姿があったり…リアタイで知らないから見れてよかった…!