川泉ポメ@映画感想日記

川泉ポメの日記。映画や本の感想を描く用のブログ

アドバンストスタイル

 

アドバンスト・スタイル そのファッションが、人生 [DVD]

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 前から見たかった映画がhuluに来てたので見ました!

キメキメおしゃれなおばあさんの今と過去と未来(無い場合もある)を紹介してて

テレビに出たりランバンのショーに出たりぽっくり亡くなったり…。

あと、ここまで自分をしっかり持って、おしゃれも1mmも我慢しないおばあさん達はちょっとへんくつ?というか、キツいところもあってちょっと安心しました。

おしゃれでリッチで個性的で性格も穏やかで健康で…なんて出来過ぎてて…

変なとこがあった方が人間として身近に感じて逆に素敵だなって!!!!

私もこんな風に好きな風におしゃれして、ぽっくり死にたいって思いました。

竹宮惠子カレイドスコープ読みました

 

竹宮惠子カレイドスコープ (とんぼの本)

竹宮惠子カレイドスコープ (とんぼの本)

 

 竹宮惠子先生のカレイドスコープを読みました。絵も文章も絵に添えられたキャプションもたくさんなので去年買ってゴロゴロしながら読んでけっこう時間かかってしまいました。

私は去年、先生の自伝を読んですごく感動しました。

 

少年の名はジルベール

少年の名はジルベール

 

 

竹宮先生は後追いで知ったんですが、それでもすごくお若い時から漫画を描いていて、ヒット作もたくさんあってアニメ化もされてるのは知っていたので早熟で天才でって思っていたのですが、スランプがあったり、ほかの人と自分を比べてしまって苦しんだりということがすごく生々しく、しかも面白く書かれていてすごく最高だったんです。

しんどい時期の描写も、じめじめねちねちじゃなくて、少年漫画のクライマックス前のちょっと下げる感じの展開みたいな筆致でさすが竹宮先生だなって思ったのと

自伝なのに構成がすごい!みたいな不思議な感想を抱いたりもしました。

それとこのカレイドスコープの絵や文章やキャプションを引き合わせてみると、絵柄のブラッシュアップの履歴がすごくわかってすごかったの!

いろんな絵柄を試すのって大事だなって改めて思ったり。でも竹宮先生の絵はこの時期の女の子と、男の子はこの時期の絵が好き!っていうのもあったり°˖☆◝(⁰▿⁰)◜☆˖°

私、竹宮先生の女の子はファラオの墓の時期が最高だなって思ってるんですけど、この本にもそう思ってる方がいらして「ですよねー」って!

あと竹宮先生と寺山修司との2ショットがあったり、お若い時期のサイン会のドレス姿があったり…リアタイで知らないから見れてよかった…!

プロパガンダ・ゲーム読みました

 

プロパガンダ・ゲーム(16年版)

プロパガンダ・ゲーム(16年版)

 

 根本聡一郎さんのプロパガンダ・ゲームをkindleで読みました!

お話の前提がたくさんあってメインキャラも多いので覚えるの大変だった💦

けど、面白かったー!

お話の内容は最近はやりのデスゲームっぽい、でももっと洗練された形で見せてくれて、最後はちょっと社会派っぽい感じでした。

あと辻田真佐憲さんの影響をそこここに感じたりもしました。

コミカライズあったらいいなー見せ場が強いのできっとコミック映えすると思います✨

野火

 

野火 [DVD]

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huluで野火を見ました。
友人から「体調がいい時に見た方がいいよ」というアドバイスをいただいていたのですけど
噂通りのグロさ全開でやっぱりちょっときつかったです。

原作は高校生の時に読んだと思うんですけど
過酷な戦地で猿肉といつわって人肉を食べる話くらいにしか覚えてなかった…

映画の感想的には
泣き虫で上官にこびへつらってるような、一番若い、ちょっと幼い感じの後輩が
血で血を洗うような状況に順応して、どんどん倫理が壊れてくのを見るのはつらい…
リアルでも小さい子が汚い言葉を使ったり虫を殺したりするのを見るのって心が痛むじゃないですか?
あれの延長線上にある感じでした。

でも戦争映画と言って想像されるようなメッセージ色は薄くて
自省の言葉もなければ演説大会もない、ただ人肉バーベキューと芋の奪い合いと自軍同士での殺し合いが延々と続いて
うんざりするとおもいきや、これが結構エンタメ感強くて楽しく見れちゃうんです…
グロい!でもみちゃう!…戦争映画の感想でこれだと怒られそうですけど…。
あえて感想を言うと戦争は嫌だー…ですかね…
グロいの平気な人はぜひおすすめ。見てよかった!

ビッグ・アイズ

 

ビッグ・アイズ [DVD]

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 町山智弘さんが以前にラジオでおすすめしてたのでhuluで見ました。

アメリカって日本から見ると女性の権利という面では進んだ国なのかなって思ってたけど、女性が描いた絵が軽く見られたり、脅して絵を描かせたなんていうのがリアルにあったなんてびびる…

この映画もTINAとにていて

 

TINA ティナ [DVD]

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 横暴な夫の元から逃げる妻が新興宗教の力を借りるんですが

頼る相手のない人間がすがる対象はやっぱり宗教しかないのかなって感じました。

自分が最高にしんどかった時期に「もう宗教に頼るしかないのでは…?」って思って、家に不況に来た宗教の人の人から冊子を買って読んでみたことあるんですけど

何ページか読んでみて「無理」って思ってぽいってしました。

でも、ああいう冊子売りに来る人の眼はなんだかキラキラしているように見えるんですけど、あのキラキラは何なんでしょうか…

スペル

 

スペル [Blu-ray]

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ふつうこういうタイプの映画って

「主人公の妄想なの?!それとも本当におこってることなの?!」っていう

心理的な駆け引きが見どころだったりすると思うんですけど

この映画どちらかというと生理的な不快感を観客に楽しんでもらう感じの映画でした。

 

悪魔とか見えない力とかよりも 

知らないおばあさんの体液とかいろんな虫とかが体に入ってくる描写がきついです…

 

ぐろぐろなところもありつつ、ところどころにギャグシーンが挟み込まれるので

楽しく見れました。

でも食事の前に見るのはやめた方がいいかもしれない…

あと、子猫が出てくるので猫好きな人は見ない方がいいかもしれないです

ヤング≒アダルト

 

ヤング≒アダルト [DVD]

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 HULUで見ました!

ネタバレで申し訳ないんですけど

 

自分との間の子を流産して体を壊した元カノに

「赤ちゃんが生まれました(((o(*゚▽゚*)o)))」

なんてメールを送る元カレはサイコパスなの?!

それとも、元カノが自分の子供を流産してたのを忘れてたの?!

 

っていうのがデカすぎてそれ以外の感想が薄味になってしまいました。

主人公はめちゃ可愛い犬も飼ってるし十分勝ち組ですよ