huluでスポットライト 世紀のスクープ見ました。
実在のバチカンのスキャンダルの映画ということで
気になってたけど子供がひどい目に合うシーンとかあったらやだなとおもってなかなか手が出なかったけど
体調良かったので見てみました。
センセーションなテーマだけど
これ以上は無理ってくらい抑えに抑えたタッチで描写していて
例えば子供の時に性的な被害を受けた人でも見れるように配慮されてるのかなって思いました。
そんな押さえた描写の中でも
繰り返し出てくる廊下を歩く人の背中を追うシーンには迷宮をゴールに向かって突き進む力強さを感じたし
何度か出てくる通りを横切る引きのシーンには流れに流されない意志の強さを感じたりもしました。
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お話の方は
「子供を性加害する」なんていう非道を聖職者が行い
「子供が被害にあってそれを訴えてるのに握りつぶす」なんていう非道の手助けを市井の人々が行って
気づかずうちに自分もしてたっていう地獄…
よくよく振り返れば私だって同類なのかも…って思う…
そういう作りだったのかなって思います。
押さえに抑えた描写の最後にこういうのを突き付けられる。
重いです…
でもこういったテーマの映画は「あー解決してよかったねー」じゃなくて「私にも何かできるのでは?」って観客が思えるラストになるのが正解なのかも。
見てよかったです。
私にも何かできるかなー…